豪雨の中の歓喜! マリーゼ、浦和Lに5年ぶりの勝利!
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プレナスなでしこリーグ2010 第8節、マリーゼは埼玉県・さいたま市浦和駒場スタジアムに乗り込んでのアウェイゲーム、浦和レッドダイヤモンズレディース戦(以下、浦和L)に臨んだ。
前節、日テレ・ベレーザ相手にアウェイゲームを闘ったマリーゼ。ベレーザの強力なアタッカー陣と堂々と渡り合ったものの力及ばず、1-3と悔しい敗戦を喫した。今節の相手は、現在無敗で首位を走る浦和L。昨季のエース安藤が海外に移籍したものの、その強さに揺るぎはない。守備の時間が増えるゲーム展開になることが予想されるが、前節の悔しさをはらすためにも、90分間、思い切って戦い抜いてほしいところだ。
猛烈な暑さと高い湿度の中、15時ちょうどにキックオフ。マリーゼは前節まで途中出場を続けている浜田がFWで初先発。怪我の癒えた宮本も先発に戻った。
いつもとは異なるフォーメーションで試合に入ったマリーゼ。普段は3バックの一角に入る山本が、DFラインの前に陣取る、いわゆるアンカーの位置に構え、浦和L攻撃のキーマンであるトップ下のMF庭田をマークする役割を担う。それにともない、中村、鮫島の両サイドが低めの位置を取ったため、マリーゼは4-1-2-3のフォーメーションで試合に入った。
一方の浦和Lは荒川をワントップに置く4-4-1-1。庭田をはじめ柳田、堂園、窪田で構成する中盤は、長短のパスを巧みに使い分けながら広くピッチを使ってボールをキープ、ワントップの荒川にボールを当てて、攻撃を組み立てる。
試合の展開は序盤から浦和Lのペースに。そして7分、いきなり浦和Lに先制点を奪われる。コーナーキックから庭田、熊谷とつないだボールを、MF柳田が蹴り込んで0-1。開始早々、マリーゼは苦しい闘いを余儀なくされてしまう。
サポーターの大声援をバックに、優位に試合を進める浦和L。庭田、柳田が舵を取り、バランスよく試合を進めていく。特にワントップの荒川は、ポストプレーに、シュートにと冴えを見せ、マリーゼDF陣に脅威を与え続けた。
焦るマリーゼは、中盤でボールを奪われてしまうシーンが増え、浦和Lゴール前に、ほとんどボールを運べない。安本、伊藤が前線からボールを追いかけ回し、上辻が積極的なドリブルで仕掛けるものの、攻撃がつながらない。試合は、圧倒的な浦和Lペースで進んでいく。
しかし、浦和Lの激しい攻撃にさらされながらも、ギリギリのところで踏ん張ったことで、マリーゼは試合を振り出しに戻すことに成功する。
前半45+1分、マリーゼに前半唯一のチャンスが訪れた。宮本のパスでDFラインを突破した浜田が、右サイド深くまでボールを運び、速いマイナスのクロスをゴール前に送り込む。伊藤のシュートは相手DFにはじかれるが、跳ね返りのボールを宮本がボレーで決めてゴール! 前半終了間際に1-1に追い付いた。
後半、前半の勢いそのままに、マリーゼはいいイメージを持って試合に入ることに成功する。前半よりも、浦和Lのペースが若干落ちてきたこともあり、ボールを回す時間が増え、思い切った攻撃を繰り出せるようになった。両チームの激しい攻め合いが続くとゲームは白熱。浦和は好調な荒川が、マリーゼは安本に代わって入った嘉数が中心となって、積極的にチャンスを作り出していく。両チーム、決勝点を狙っての攻め合いの展開が加速する。
すると78分、ドラマが待っていた。マリーゼが得た、今日の試合で初めてのコーナーキック。そのこぼれ球を下小鶴が冷静にゴールに蹴り込んだ! これでマリーゼ2-1。ついに浦和Lからリードを奪う。
残り10分。この頃から降り出した雨の勢いが強まる中、浦和Lの激しい攻撃が始まった。負けてなるものかと立て続けにシュートを放つ浦和L。しかしマリーゼは上辻に代えて、前節、安定した守備を見せた吉冨をピッチに送り込み、試合をクローズさせることに成功。試合終了のホイッスルは、豪雨のピッチに響き渡った。
なんと2005年9月25日以来、約5年ぶりに浦和Lから勝利をもぎとったマリーゼ。浦和の攻撃を耐え凌ぎながらも、後半には、勇敢な攻めを見せて、貴重な勝ち点3をもぎとった。昨季のベレーザ戦初勝利に匹敵する、チームの歴史的な勝利を勝ち得たと言えるだろう。
今節でリーグ戦は8月末までの長い中断期間に入るが、来週からはなでしこリーグカップ2010がスタートする。この勢いを活かし、栄冠を目指して突き進んでほしいところだ。がんばれ、マリーゼ!
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菅野将晃監督

浦和Lについに勝ちました。5年ぶりの勝利です
選手がよくがんばってくれました。けっしていい試合ではなかったんですが、チームがひとつになれたと思います。
勝因は?
浦和Lは隙のない、バランスよいチームだと思います。どう攻めて、どう攻略するか、一週間かけてじっくりと対策を練ってきましたが、やはり、1つ1つのプレーをどれだけ気持ちを込めてやることができるかが大事。今日は、それが形になったと思います。
山本選手がアンカーとして起用されました。
相手の8番の庭田選手を自由にさせるなと言って送り出しました。彼女はそのプレーをしっかりやってくれたと思っています。昨季はなかなか出場機会もありませんでしたが、今年に入って、充実したいいプレーを続けてくれているなと思っています。
あらためて今日の勝利について。
浦和L、ベレーザというのは、リーグの二強。我々としてはなんとかそこに食らいついていかないといけないと思っています。前節は悔しい負け方をしましたが、今日の勝利が次につながるのではないかと思います。
GK 天野実咲選手(1番)

浦和L相手に大きな一勝を挙げました!
前節に続いて重要な試合でしたので、連敗だけは避けようと話していました。先制点を奪われてしまいましたし、苦しい闘いでしたが、最後まで踏ん張ることができたと思います。
今日は守備陣のシステムがいつもとは違いました。
形は今までとは違いますが、やることは変わりません。そのため、しっかりと話し合いながら練習をしてきたので、戸惑うこともありませんでした。
天野選手自身、好セーブを連発しました。
失点は悔しい取られ方をしてしまったので、その分、残りは体を張ってゴールを守りきるという気持ちを持ってプレーしました。(後半には相手FWと1対1の場面を防ぎました)結果オーライで失点にはつながりませんでしたが、その場面を作られないようにしなくては、という反省もあります。
今日の勝利で再びチームも乗っていけるのではないでしょうか。
今日の喜びも苦しみも忘れないようにして、次につなげていくことが必要になると思います。
DF 下小鶴綾選手(7番)

マリーゼとしては浦和Lから5年ぶりの勝ち点を奪いました!
あ、そうだったんですね(笑)。勝ててよかったです! 前節は相手に対して積極的に向かっていくことができなかったのですが、今日は強い気持ちで臨めたと思います。前半はかなりボールを回されて苦しかったのですが、後半は自分たちのやりたいことができました。
前半終了間際に追い付いたことが大きかった?
そうですね。あの得点があったから、後半に入ってもみんなの気力が続いたと思います。ハーフタイムには、攻守ともにミスを少なくしようと話しました。
そして大きな決勝ゴール!
たまたま足に当たりました(笑)。上辻からいいボールが来て、私もいい所にいることができました。
これでリーグは再び中断期間に入ります。
首位に食らいついていくためにも大きな勝利だったと思います。ただ、前半は思うようなサッカーができなかったので、その辺りはしっかりと反省し、来週のカップ戦に活かしていきたいと思います。
DF 長船加奈選手(3番)

浦和Lから勝利。
本当に嬉しいです。前半は苦しい時間が続きましたが、我慢して、チャレンジアンドカバーを続けて、しっかりとビルドアップができればと思っていました。
前半に追い付いた。
1対1で追い付くことができたので、気持ちがずいぶん違ったと思います。勝ちたいという気持ちを持ち続けることができたと思います。
課題も見つかった。
危ない場面では、もっと落ち着いたプレーをしないといけませんしチャンスになったら、状況を見て前線にしっかりとボールを運べるようにしないといけないと思います。カップ戦でもいい結果を出していきたいと思います。
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