心折れぬマリーゼ。田原の逆転弾でカップ戦好発進!
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プレナスなでしこリーグカップ2010 Aグループ第1節、マリーゼは新潟県・新潟市陸上競技場に乗り込んでのアウェイゲーム、アルビレックス新潟レディース戦(以下、新潟L)に臨んだ。
前節、リーグ戦で強豪・浦和Lに5年ぶりに勝利したマリーゼ。リーグ中断前の最後の試合を、この上ない結果で締めくくった。
今日から開幕するプレナスなでしこリーグカップ2010でも、その勢いのままに優勝を目指して突き進みたいところだ。
なお、このカップ戦では交代枠が5人に広げられている。選手をどう使うか、ベンチワークにも注目が集まる。
ひんやりとした風が吹く中、18時ちょうどにキックオフ。マリーゼは前節浦和戦の4-1-2-3から、従来の3-4-3にフォーメーションを戻して、ゲームに入った。FWには、U-20W杯の代表メンバーに招集された安本に代わって中原が、怪我の中村に代わって嘉数が入るフレッシュなメンバーだ。
対する新潟Lはオーソドックスな4-4-2。前線の阪口と大石、ボランチに入った上尾野辺のトライアングルが攻撃の核となる。
試合は両チームが攻め合う展開で始まった。マリーゼがサイドにボールを展開してチャンスを作れば、新潟Lは縦に速い攻撃でマリーゼDFの突破を図る。
序盤の攻め合いが落ち着くと、試合のペースは次第にマリーゼに傾く。宮本、上辻が中心となってパスをつないで中盤を支配。伊藤、鮫島、嘉数が果敢に攻め上がってチャンスを作る。
しかし、新潟L守備陣の集中力はマリーゼ攻撃陣を上回った。上尾野辺、川村のダブルボランチ、サイドの中村といった中盤の選手の積極的な守備でリズムを作り、素早い切り替えから、力強い攻撃を見せる新潟L。
マリーゼはボールこそ支配するものの、繰り返される新潟Lのカウンター攻撃に次第に押し込まれてしまう。すると29分、マリーゼに一瞬の隙が生まれる。コーナーキックのボールを逆サイドで待ち構えていた阪口に豪快に決められ0-1。
攻撃の形こそ作れていたものの、得点を奪えなかったマリーゼは、リードされたまま前半を終える。
後半も両チームの激しい攻防で始まった。前半同様、中盤でパスをつなぎながらサイドの崩しを狙うマリーゼに対し、新潟Lはバランスをとりながらも、要所で力強い守備を見せ、カウンターを狙ってくる。マリーゼにとって苦しい時間帯が続くかと思われたが、試合は選手交代をきっかけに大きく動き出した。
56分、中原に代わって森本が入ると、この森本が前線の起点として機能しはじめる。ポストプレーでボールをキープし、そのまま裏に走り抜ける森本の力強いプレーで、試合は一気にマリーゼペースに。
すると65分、左サイドを突破した鮫島のクロスに伊藤が合わせてマリーゼ同点(1-1)。さらに井手上に代えて前進力のある佐藤を投入。同点にされて意気消沈した新潟Lを一気に押し込んでいく。
嘉数、鮫島の両サイドからのアタック、佐藤の強引な突破、上辻、宮本の質の高いパスで、次第に新潟Lを追い詰めていく。上辻の際どいコーナーキックもたびたび相手ゴールを脅かす。
波状攻撃を繰り返すマリーゼに対し、新潟LのDF陣がついに屈したのは試合終了間際の88分。87分に嘉数に代わって入った田原が、上尾野辺をフェイントで交わして強烈なミドルシュートを叩き込んだ! これで2-1。マリーゼは見事な逆転勝利でカップ戦初戦を飾った。
前節に引き続き、驚くべき勝負強さを見せたマリーゼ。先制点を許しながらも、決して心折れることなく攻撃を繰り返し、ついには逆転勝利で勝ち点3 を奪ってみせた。短い出場時間にも関わらず、見事な集中力で結果を出した田原はもちろん、マリーゼに躍動感をもたらした森本、佐藤ら交代選手の活躍が光った一戦でもあった。「カップ戦の優勝を目指す」と声を揃えた監督、選手たち。今日の力強さを試合に出せれば、栄冠も夢ではないだろう。一歩一歩、勝ち進んでほしいところだ。進め、マリーゼ! |
菅野将晃監督

劇的な勝利でした!
新潟Lとの試合はいつもこういった展開になります。ちょっと不思議な感じがしますね(笑)。前半、こちらがいい攻撃をしても最後まで押し込むことができず、流れを掴みきることはできませんでした。ゴール前のプレーをしっかりとやり切るということを話して後半に入りました。
今日は途中から入った選手たちが流れを変えてくれました。
確かに、途中から入った選手たちが自分のよさを出そうという姿勢でプレーしてくれたことが今日の勝利の要因だと思います。
途中出場の選手たちがいいプレーをしてくれたことは、今後の闘いにも大きなものになるのでは?
戦い方自体は、どの選手が出てもチームとしては変わりません。ただ、例えば森本の場合、彼女のスピードを活かしたプレーをしてくれましたし、周りもしっかりと彼女を活かすことができていた。そういう意味で、味方を有効に使う、臨機応変な戦い方ができるようになっていると感じています。
GK 天野実咲選手(1番)

試合を振り返って。
毎試合のように先制点を奪われてしまっていることは反省しなくてはなりません。今日のようなシビアな戦いこそ、そういった細かいところをしっかりやっていかなくては。ただ、のんちゃん(田原選手)のゴールのように、自分たちで挽回することができたのは大きかった。今後もそういった気持ちを持って闘っていきたいと思います。
ハーフタイムにはチームメイトにどのような言葉をかけましたか?
まだ時間があるし、1点差なので、負けていることは気にしないでプレーしようと。その点は皆で共有できていたので、失点してからも焦ることはありませんでした。
天野選手自身、いいプレーが続いています。
今は恵里奈(山根選手)や彩佳(斎藤選手)がいないという状況。そのため、西さん(西入GKコーチ)を独り占めできていますので(笑)、いつもよりコミュニケーションをとる時間が長くなっています。プレーについて話し合える時間が多いのは私にとってはいい影響があると思っています。
カップ戦の目標は?
監督もはっきりと明言していますが、やるからにはタイトルをとりたい。そこに向かってがんばっていきたいです。
FW 森本華江選手(21番)

逆転勝利!
チームが一丸となってゲームに臨んでいたので、結果につながってよかったと思います。
後半、リードされて苦しい時間帯にピッチに向かいました。
前線にボールを当てて、落としてというところまではできていたので、自分の得意な、裏に抜け出すプレーができればと考えながらプレーしました。
今日のプレーはチームを活気づけましたね。
これからはもっと積極的に、自分でドリブルして得点をとるようなプレーをしていきたい。これからまだたくさん試合がありますし、一試合でも多くピッチに立てるようがんばっていきたいです。
これまではなかなか試合に出られなかった。
今日の試合がアピールになったとしたら嬉しいです。練習をしっかりやって、結果を出していきたいです。
MF 田原のぞみ選手(17番)

見事な決勝ゴール!
打ったら入った、みたいな感じでした(笑)。クロスを受けてのミドルシュートは練習通り。うまく打ててよかったです。
今日は先制される展開となりました。
惜しいシーンは多かったのになかなかゴールが入らなくて、ドキドキしながら見ていました。ピッチに入る前は監督から「積極的に前に上がっていけ」という指示を受けていました。
今後の目標は?
コンディションも上がってきているので、メンバーに入れるようにがんばっていきたい。試合に出場できたら一生懸命に前に行きたいと思います。
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